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ウリクム・ウリマウムプロジェクトから裁判支援金が届きました

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「ウリクム ウリマウム(私達の夢、私達のこころ)プロジェクト」から、裁判支援として、50万円が届きました。

 

朝鮮高校への無償化適用を求めるひとりひとりの思いを、文部科学省や国連に届けようと始められた「ウリクム ウリマウムプロジェクト」は、群馬のオモニ会(母親の会)が発案したもので、12年ぶりに開かれる国連の社会権規約委員会に、代表とともに鶴を送ろうと2月初めに呼びかけた巨大プロジェクト。

日本や世界各地―平壌、ソウル、アフリカ・ガーナに暮らす同胞からも届けられている―から3万1726羽の鶴が届き、同時に募った国連に代表を送るワンコインカンパも500万円を超えました。

折り鶴を片手に、5人のオモニ(母親)代表団は、国連・第50回会議(スイス・ジュネーブ、4月29日~5月17日)による対日本審査に合わせ、『高校無償化』制度の適用を訴える懸命なロビー活動を展開。

代表団のジュネーブ訪問に合わせ、日本各地で集会や要請、街頭宣伝等が同時に行われ、その流れの中、5月17日、社会権規約委員会は、朝鮮学校への『無償化』適用を促す勧告を出しました。

この勧告が出された背景には、『無償化』実現の為に戦ってきた人々が<プロジェクト>によって大きく繋がり、その「夢とこころ」を持って、スイスに飛び、朝鮮学校で学ぶ子供たちの笑顔を守る為、言葉の壁や初の国際会議に臆する事なく、現地の委員達に現状を伝えた、オモニ達の必死な活動があります。

勧告に日本政府として反論する意向である事を表明するなど、既に政府による勧告の遵守と、社会権規約の履行に向けた取り組みは、期待できない状況ではありますが、勧告は、今後、『無償化』裁判やその運動において重要な『武器』となるはずです。

「ウリクム ウリマウムプロジェクト」から届いた、支援金50万円は、単なる「お金の引き渡し」ではなく、決して負けない、あきらめない、最後まで戦い抜くという気持ちがひとつになった時、その思いは必ず伝わり、権利は獲得できると言う「強い思いの証を受け継ぐ」ことであり、『無償化』実現の「夢とこころ」の引き継ぎとなることでしょう。

『無償化』の裁判支援として、愛知の他に東京と大阪へ各50万円が、全国の朝鮮高校へ10万円が送られました。

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